やぶいぬ応援団

膵臓癌闘病記や生還者のアドバイス、新薬の治験情報や研究など元気が出る話題を個人が集めたブログです。 <免責事項>本ブログは特定の治療法や薬の使用を推奨するものではなく、このブログの情報を利用した結果について筆者は責任を負うことはできませんのでご了承ください。

厚労省に要望しよう〜わたしたちにもできることがある〜

kouroushou

こんにちは。
厚生労働省が、5月21日までの日程で、がん克服対策に関するパブリックコメントを募集しています。
これを機に我々すい臓がん患者・家族の意見も政策に反映させてみませんか。


やり方は簡単です。MSWord形式またはPDF形式をダウンロードして、記入したら電子メール・ファックス・郵送のいずれかで送るだけです。


くわしくはこちら(PanCAN/日本すい臓がん患者会)またはこちら厚生労働省)をごらんください。


過去に寄せられた意見の集計は、ここで見ることができます。「緩和医療の拡大」「抗がん剤が高額すぎる」「マスコミの報道が悲観的である」など、さまざまな意見が出ているようです。


※何を書けば良いか分からない、という方へ・・以下に、すい臓がんの現状に関するデータを置いておきます。厳しいデータですが、これをみれば、何か対策が必要だという気持ちがきっと湧いてくるはず。


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【膵がんの現状】
首相官邸「バイオテクノロジー戦略会議」の資料より)

  • 早期診断が困難:95%の方がステージIIIないしIV期の進行した状態で発見(全国膵癌登録20年間の集計)
  • 5年間生存された方は約6%(地域がん登録協同調査、1998年登録者)
  • 一年間に20045人が罹患、19093人が死亡(2000年) :肺、胃、大腸、肝がんに次いで第5位、最近20年間におよそ2.5倍と急増(平成16年厚生労働省「人口動態統計」)


癌で亡くなる方の7%近くは、膵臓がんが原因です。しかしながら、膵臓がん研究に与えられる研究費はこの病気の認知度が低いためか非常に少なく、アメリカの例ではNCI全がん研究予算48億ドル(5740億円)のわずか1%、6千7百万ドル程度です(PanCANの資料による)。がん対策を進めた結果、アメリカではわずかに癌死亡者数が低下の兆しを見せています。でも主ながんの中ですい臓がんだけは、過去30年間死亡者が増え続けているのです。
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※イラストは、厚労省の「新健康フロンティア戦略」のイメージ図(一部)です。「がん克服」も健康国家への挑戦の枝の一つとして描かれています

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