タルセバ肺がんで承認される
がんナビの記事からです。
中外製薬、非小細胞肺がん治療薬「タルセバ」製造販売承認を取得(2007年10月23日)
中外製薬は、10月22日、「切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌」の適応で、上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬であるエルロチニブ(商品名「タルセバ」)の製造販売承認を取得したと発表した。
エルロチニブは、・・国内の日本人を対象としたフェーズI臨床試験、フェーズII臨床試験においては、有効性と忍容性が確認されている。ただし、一方で、重大な副作用として間質性肺炎なども報告がある。
・・中外製薬は、適正使用推進のため、エルロチニブを使用予定の医療機関および医師に適正使用や全例調査の協力について説明をした後に納入する予定だ。・・
イレッサと同系統の薬であり、全例調査など慎重な使用が求められているようですが、非小細胞性肺癌の患者にとっては大きな前進だと思います。
すい臓がんに関しても、タルセバとジェムザールの併用という形で日本国内での治験が進められているそうです(参考)。欧米ではすでに認可されている薬ですので、日本でも早く使えるようになるといいですね。
参考記事:「タルセバ」の安全対策を強化‐治療確認シートを活用(薬事日報)