やぶいぬ応援団

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誤嚥性肺炎の予防

お年寄りの方は、肺炎で命を落とされることがよくあります。日本でも毎年100,000人が肺炎で死亡しているそうです。肺炎の原因はさまざまですが、飲み込む力(嚥下力)が低下して、口の中の細菌で汚れた唾液や食物を気管へ吸引してしまう誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)は特に65歳以上の方、癌の療養中で抵抗力の低下した方に多い疾患です。


この誤嚥性肺炎について、予防の一方策をひでさんという方が投稿していらっしゃったので許可をいただいて転載します。ひでさんは、すい臓がんのお母様の介護の経験を元にさまざまな有益な情報を発信している方です。

誤嚥性肺炎は、抵抗力が弱っている方では、肺炎球菌を中心とした要因菌が体内に取り込まれ炎症を引き起こし、致命症になる場合もある疾患です。このリスクを避けるには、インフルエンザと同じような予防注射に「肺炎球菌ワクチン」(ニューモバックスNP剤)というのがあり、国内外で一定の効果を上げています。費用はおおむね5千円〜1万円、予防接種ですので原則健康保険は利かず自費になります。脾臓を摘出した患者さんに付いてのみ健康保険適用での接種が認められています。特殊なワクチン形状で、一度接種すると5年間以上効果が持続するといわれており、また、国内の現段階では2度目以降の再接種は、免疫上の副作用防止の観点から認められていないようです。


なお、本ワクチンはまだまだ普及途上段階にあり〜知名度も低く、生産供給量もまだ少数なため〜、接種の是非は主治医先生の裁量に寄るところが大きいです。

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