パンキャン事務所を訪問してきました
以前の記事でお伝えした、パルズ電話サービスやすい臓がん啓発パープルリボンキャラバンなどを主催しているNPO法人(特定非営利活動法人)パンキャンジャパンにおじゃましてきました!
やぶいぬはこれまで直接取材などしたことがなかったのでドキドキでした。
取材に応じてくださったパンキャンジャパン事務局長の眞島さん(写真)は、とても丁寧にPanCANの現状を教えてくださいました。眞島さんは2006年に妹さんの闘病をきっかけにアメリカの膵がん患者会PanCANに出会い、仕事を辞めて文字通り手弁当で日本支部を設立されたそうです。
PanCANには、医療従事者・研究者・政府・製薬企業にも積極的に働きかけて巻き込み、一緒に共通の敵「がん」に向かっていこうという精神があるようで、従来の患者会の枠を越えた新しいスタイルの患者会かもしれません。
電話相談を受けている事務室(写真)も見せていただきました。まだ活動規模は小さいですが、これから人を増やしてさまざまな活動を行っていきたいそうです(6月のアメリカ臨床腫瘍学会や7月の日本膵臓学会大会に参加してアピールを行う予定)。毎月2回開催されている膵臓がん勉強会は、今月から入門クラスとアドバンスド(最前線)コースに分け、さらに詳しい情報を提供していくとのお話でした。
これまで、すい臓がんはサバイバー(生還者)が少ないこともあって患者の声はどうしても集まりにくかったのです。でも状況は変わりつつあります。先日開かれたパープルリボンキャラバン in 広島(眞島さんが最前線の医療者の方や製薬企業と連携して実現しました)は前日の悪天候で心配されていたにもかかわらず用意した会場が一杯になるぐらいの参加者があったそうです。パンキャンのすい臓がん患者・家族の 支援活動が成功するようお祈りしています。
NPO法人パンキャンジャパン(すい臓がんアクションネットワーク)のホームページはこちら
入会はここからできます。
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