ウォルター・リーマンの記録(抄訳)(2)
(1)より続く
元サイト:http://www.pancreatica.org/story_Leaman.html
医学的経過ー治療
そして、命をつなぐ化学療法が始まった。ウォルターは初めて希望を感じ始めた。しかし親戚や友人たちは、たいていこの病気についてほとんど知らないし、知っていたとしても良くない噂しか聞いていなかったので、(最上級の善意を持っていたにもかかわらず)二人を励ましてくれるとは限らなかった。治療が始まるまでに、ウォルターの背中と胃の痛みはピークに達しており、体重は25 kg減っていた。「僕を見たら、誰だって『こいつはもうすぐ死ぬぞ』って思ったと思いますよ。」 友人たちの多くは、二人が現実を否認していると思っていたようだ。3年が経った今でも、「たぶんまだ何人かはそう思っているかも知れませんね。」
治療を開始して3週間たつ頃には、胸が絶えずムカムカし、においに異常に敏感になり、さらにふらつきも加わってきた。 しかし痛みと他の症状はおさまり始め、 食事がだんだんと楽になり、そして何より、ポジティブな波動が増えてきていた。