やぶいぬ応援団

膵臓癌闘病記や生還者のアドバイス、新薬の治験情報や研究など元気が出る話題を個人が集めたブログです。 <免責事項>本ブログは特定の治療法や薬の使用を推奨するものではなく、このブログの情報を利用した結果について筆者は責任を負うことはできませんのでご了承ください。

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

サバイバー(ガン克服者)となるために

アリソン・ワイリーは、当サイトでも紹介したウォルター・リーマン氏を始めとする大勢の膵臓がんサバイバーをインタビューしてきたライターです。彼女の分析による『生還のための傾向と対策』をお送りします。アメリカ人に向けたメッセージですが、日本でも…

デビッド・D、破産はしたけど生きています

「5年が過ぎました。わたしは破産してしまいましたが、まだ生きてます!」 PanCAN Newsletter 2004年7月号からです。 デビッド・D、ケンタッキー州パドゥーカ在住 1999年、わたしは胸焼けとでもいうような胃腸の問題を抱えるようになりました。「ローレイ…

介護者のうつ

PanCAN Newsletter 2004年7月号からです。 介護者のうつは「隠れた健康上の危機」と呼ばれ、がん患者を介護している人の60%がうつ状態になると言われています。もしあなたが介護者でうつ状態にあるなら、あなたのような人は世間に山ほどいると思ってくださ…

スタン・H・ターナー、7年たちました (後編)

(前編よりつづく) この頃、新しい抗癌剤「ジェムザール」がちょうど販売を開始したところでした。私の担当の腫瘍内科医はまだ一度もジェムザールを使ったことがなかったのですが、私の場合、彼女の言葉を借りるならば「失うものはなにもないでしょう?」と…

スタン・H・ターナー、7年たちました (前編)

PanCAN Newsletter 2003年7月号からです。ジェムザールがちょうど発売されたころの話のようですね。 スタン・H・ターナー、メイン州 前編 2003年5月20日は、私がすい臓癌と診断されてから7周年にあたります。そして5月7日は、最後に化学療法をした日か…

トッド・モロー、13センチの腫瘍 後編

(前編より続く)残された時間はほとんどなかったが、父は43年前に入手していたミズーリ川大湿原の端にある11エーカーの土地に、夫婦ふたりのためのカントリーハウスを設計することに決めた。父の桁外れの情熱と心と心の強い結びつきが、仕事に行きながらこ…

平均余命は神のお告げじゃない ー「気づき」で進化学者が癌から生還した話

スティーブン・ジェイ・グールドは、古生物学者・進化学者で、『パンダの親指』など多数の一般書を書いた文筆家でもあります。彼が癌宣告を受けた時の心境の変化について記したこの文章は、がんと統計について今までに書かれた中で最も洞察に富んだ文章の一…

トッド・モロー、13センチの腫瘍 前編

PanCAN(行動する膵臓がんネットワーク)ニュースレター 2003年4月号 からです。長いので2つに分けます。 トッド・モロー、テキサス州キャロルトン ぼくの61歳の父、ミズーリ州ポプラー・ブラフに住んでいるボブは、何をやらせても桁外れの成果を出すのだ…

なぜ闘病記を発信することにしたのか 〜生還者のマインドに自分を近づける〜

海外の闘病記をここに集めた理由は、何もアメリカの医療の方が進んでいるなどと言うためではありません ー 実際のところ、膵臓がんの標準抗がん剤ジェムザール(日本でも使用可能)に大きく勝る治療法は、世界中の医師や研究者達の努力にもかかわらずまだ見…

膵臓がんが免疫から逃れるしくみ

膵臓がんが免疫から逃れるしくみが最近分かってきたそうです。免疫をコントロールするT細胞(T-reg)を自分の周りにあつめることで、体の免疫システムに対して「煙幕」(TGF-betaというものが主成分)を張っているのだそうです。このしくみをブロックしたり…

デビッド・ドライバー、二つのがんを克服して

デビッド・ドライバー氏(50歳)は、1996年に手術不可能な膵臓がんと診断されました。しかもその1年前には、肺がんの手術をうけたところだったのです。彼は2つのがんを克服しました。氏の闘病記、それからご本人が登場するビデオは、こちらをご覧ください…

エキスパートに聞く:膵臓がん治療のまとめ spring 2005

「膵臓がんについて我々が知っていることは、乳がんや前立腺がんで言えば20年前のレベルだ」ーJames L. Abbruzzese テキサス州MDアンダーソンセンターの James Abbruzzese 教授 (JA) へのインタビュー(Lustgarten Foundation による)からの抜粋です。 (追…

ある生還者の手記 - 2005年9月

Survivor stories スーザン・コーダロ 人生には、思いもよらないことが起こることがあります。わたしが2004年9月に経験したこともまさにそれでした。わたしは膵臓がんと診断されたのです・・嬉しい驚きという訳にはいきませんでした。 わたしはスーザン・コ…

ある生還者の手記

ニューヨークで Dr. Fine の治療を受けている方が研究を支援する基金を広く一般から集めるために始めたページ、defeatingpancreaticcancer.org からです。現在ではグーグルのキャッシュでしか見ることができません。このサイトにはもう一つの闘病記、Our sto…

友情が力になる - 膵臓がんの男性とガチョウの交流 2006.5

日本語の記事は、ライブドアニュース/末期ガンの男性とガチョウの友情=米アイダホ州 をご参照ください。(わたし自身は「末期」という言葉は使いたくありませんが) AP通信によると、昨年の秋、医師から余命1カ月の膵臓がんと診断された米アイダホ州北部在…

ガチョウの友情

たまにはほっとする話を掲載したいと思います。

サードオピニオン

私は、フロリダ州のペンサコーラで2004年8月に膵臓がん肝転移と診断された。 このガンは、腎結石の治療を受けた後のルーチンのCTスキャンで見つかった。地元の外科で肝臓の生検検査を受けた。病理医は結果を出すのに1週間もかけたあげく「これは肝臓の繊維…

生還者の声(1)

膵臓がん肝転移から生還した方の手記を翻訳します。出典はPanCAN Inspirational Storiesです。他の闘病記はこちら アメリカにも様々なレベルの医者がいるようです。この方は3つ目にかかった病院でようやく良い治療を受け、完全寛解に持ち込むことができまし…

クレイグ vs がん:スコア1対0 - ある男性が膵臓がんに勝利した話

Prevention.com アンドルー・ワイル医師のヒーリング・ストーリーからです。 アンドルー・ワイル 友人のクレイグ・グリーンから「たった今膵臓がんと診断されたよ」というメールをもらったとき、わたしはショックを受けて悲しくなってしまいました。クレイグ…

海外の膵臓がんの闘病記を集めて

海外の膵臓がん闘病記を翻訳してきて思うのは、膵臓がんと闘っている人が今この瞬間もたくさんいるということ、そしてこの病気を克服できた人も何人もいるということですね。医療は毎日進歩していますし、今後は日本でもこういう話がたくさん出てくることを…

膵臓がんにかかったら(2008-09-05更新)

以下に、初めてこの病気に立ち向かう患者の方とご家族のための当サイトからのアドバイスをまとめました。参考にした記事は、Alison Doyle による Suggestions for Pancreatic Cancer Patients / Caregivers です。これは『希望がなければ人は生きられない』…

ペギー・K 「肝臓転移を克服して」

「セカンドオピニオンを受けること、ポジティブな気持ちを保つこと、大きくても小さくてもよいから何か目標を決めることが大切だと思います。」 PanCan(行動する膵臓がんネットワーク)ニュースレター 2005年1月号 からです。 もう少し詳しい記事が、Cance…

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