やぶいぬ応援団

膵臓癌闘病記や生還者のアドバイス、新薬の治験情報や研究など元気が出る話題を個人が集めたブログです。 <免責事項>本ブログは特定の治療法や薬の使用を推奨するものではなく、このブログの情報を利用した結果について筆者は責任を負うことはできませんのでご了承ください。

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本のがん対策費倍増も

読売新聞に出ていた記事です。 がん対策大幅拡充…厚労省来年度予算倍増、300億要求 6月に成立したがん対策基本法に基づき、厚生労働省が2007年度に実施するがん対策の全容が22日、判明した。<中略>・07年度の厚労省がん対策の骨子 ▽緩和ケア充…

キャロル・N「私の闘いの武器」

化学療法を受けながら、自転車で60キロも走ったりするなんて信じられますか? 今回はそんな、知力も体力も兼ね備えた「かっこいい」女性の話です。 出典は PanCAN Newsletter 2006年7月号、ご本人やご家族のカラー写真がここにあります。 キャロル・N、テキ…

ジム・ドレイク:寛解への補完療法的アプローチ

このサイトでは健康食品などの代替療法について大きく取り上げるつもりはありません。(7月7日、16日の記事で代替療法への見方について少し触れました) それにしても以下の記事には驚かされます。これは、卵巣、頸部のリンパ節、縦隔に転移したステージ4…

どうして抗がん剤治療をするの?

Johns Hopkins Online Discussion Board は、膵臓がん患者・家族のための掲示板です。治療についての話だけでなく、家族の楽しいニュースを共有したり、あるいは悩みや愚痴を吐き出す場所としても使われています。 一つの例を挙げましょう。シャノンさんとい…

スティーブ・ニーハンス「断端陽性を乗り越えて」後編

前回の続きです。 すい臓がんについて広く知ってもらうためにどのようなことができるか、一つの良い例を示していると思います。 PanCAN Newsletter 2002年10月号からです。 スティーブ・ニーハンス(続き) このがんは私の人生を変えました。私は、自分がな…

スティーブ・ニーハンス「断端陽性を乗り越えて」前編

スティーブ・ニーハンスさんは手術の時の膵臓断端が陽性(がん細胞が残っていること)でしたが、それを化学療法と放射線療法で乗り越えられた方です。 「このがんは私の人生を変えました。私は、自分がなぜこの世にいるのか理解したつもりでいます。」ニーハ…

スペンサー・ワトキンス「膵臓がんは死刑判決じゃない」

若い方でもこの病気と闘っている方がいるのですね。でもつねに希望はあります。 PanCAN Newsletter 2002年7月号からです。 スペンサー・ワトキンス(31歳)イリノイ州セントチャールズみなさんこんにちは。私の話が皆さんの希望となるでしょうか。私は31歳…

お知らせ

ブログのタイトルをちょっといじりました。少しはまじめになったか(え、なってない)?

TS-1 日本で承認

経口抗がん剤の TS-1 がすい臓がんの治療薬として先週厚労省で承認されたようですね。 代謝拮抗剤 ティーエスワンカプセル 20・25 「膵癌」の効能・効果取得について(プレスリリース) 膵癌におきましては、効能を有する薬剤が少なく、実質的に使用されてい…

治験体験記・後編

前回の続きです。 乳癌の場合は、米国で毎年診断された患者の59%が臨床試験に参加するそうです(参考)。 「結局のところ、私が吐いているお蔭であなたの未来がより良いものになるのかもしれないのだ ー もちろん私は自分のために嘔吐しているのだが、それは…

治験体験記・前編

それでも「治験は怖い」と思っていませんか? では、治験に実際に参加した人の体験談をお送りしましょう。これは今月頭にボストン・グローブ紙に発表された社説です。筆者は腎細胞がんにかかりましたが、臨床試験のお蔭で命を保っているそうです。すい臓がん…

ロジャーの話「まだ生きてますよ!」(後編)

前回の続きです。 Cancer Survivors Network は、がん患者が組織する互助会のようですね。 膵臓がん:ロジャーの体験(続き) ガンなんてちっとも楽しいもんじゃありません。ガンはほんとに、本当に怖い。それでね、私がかかった腫瘍内科医は、あなたには化…

ロジャーの話「まだ生きてますよ!」(前編)

次の闘病記は、The Cancer Survivors Network 上で2001年に発表されたものです。このページで、ロジャーさんの訥々とした肉声とご家族の写真を見ることができます。 ロジャーさんの主治医(腫瘍内科医)は、この時点で「まだ誰も膵臓がんから救ったことがな…

5000ページビュー有り難うございました

このブログのページビューが5000回を超えました。大変励みになります。 5000回の半分近くは自分で稼いでいるような気がします(笑)。一日に見に来てくださるのはおそらく30人ぐらいでしょうか? がんと闘っていらっしゃる方やご家族の方が多いのでしょうか……

温熱療法で良好な結果

ドイツのミュンヘンから、期待が持てるハイパーサーミア臨床試験の結果が報告されています。(ASCO原文)ジェムザールが効かなくなった転移性すい臓がんの人に対して、ジェムザールとシスプラチンの全身化学療法を行いながら局所的な温熱療法を行ったようで…

ランス・アームストロングの提言

アメリカのがん患者の治験*1 参加率は5-10%。それでも新薬が次々に開発されるため、参加者が足りません(参考)。そこでアメリカでは、治験への参加を呼びかける運動が盛んです。 ランス・アームストロングはツール・ド・フランスで前人未到の7年連続総合…

祈りの戦士たち My prayer warriors

先月発表されたばかりの闘病記を収録します。出典はPanCAN Inspirational Storiesです。他の闘病記はこちら わたしの闘病生活は、2005年4月に始まりました。その時わたしは2型糖尿病と診断されたのです。2005年8月、わたしは頑固な下痢になり、だんだん体…

友情のブルース

アメリカでは現在、健康保険を持っていない人が4000万人を超えているそうです(参考)。イリノイ州カーボンデールでは、膵臓がんにかかったブルースシンガーを救うために昔の仲間たちが立ち上がりました。 ブルースシンガーのマーチン・("ビッグ"ラリー)・…

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