パバロッティさんの復活
<追記:ルチアーノ・パバロッティ氏は、2007年9月6日に亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りします。>
さて、ここで昨年紹介したパバロッティさんについての続報をお伝えします。膵臓がんの手術後順調に回復し、化学・放射線治療を乗り越えて今レコーディングを再開したそうです。
ルチアーノ・パバロッティは治療によく反応していると妻が新聞に語る(07/11/07)
ローマ発AP電 ー ルチアーノ・パバロッティは膵臓がんに対して『獅子のように闘い』、放射線治療によく反応していると妻が某イタリア紙に語った。
「もう『順調です』とお話ししてもいいと思います。」とニコレッタ・マントバーニはその記事の中で語っている。71歳になるオペラスター・パバロッティ氏は、膵臓に悪性腫瘍が見つかり昨年手術を受けた。
「放射線治療の5クール目は順調に経過しています。パバロッティは獅子のように闘っています。彼は決して勇気を失いませんでした。それは大切な家族がそばにいたからです。」とマントバーニ夫人は言った。
「パバロッティは強い意志を保ちつづけており、そして治療の効果にも希望が出てきました。治療は厳しいものでしたけれど、体重も髪も(彼が気にしていたことなのですが)減りませんでしたよ。」
このインタビューはイタリアの避暑地イスキアで行われたものである。この地でマントバーニ夫人は夫の代わりにある音楽賞を受けとった。
この記事の一週間前には、あるイタリアの女性誌が、パバロッティの娘の一人が「パパはもうすぐ死ぬって分かったの」と言ったと報じた。マントバーニによれば、この報道は娘の発言の文脈を無視して引用されたものだそうである。
先週、パバロッティのマネジャーはこの著名テノール歌手が音楽指導と聖歌のレコーディングを行っていると発表した。マントバーニによれば、彼は毎年故郷イタリアのモデナで開かれていたチャリティー・コンサート『パバロッティ&フレンズ』を再開したいと考えているそうだ。
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Not ready for final curtain (Sunday Herald Sun)