やぶいぬ応援団

膵臓癌闘病記や生還者のアドバイス、新薬の治験情報や研究など元気が出る話題を個人が集めたブログです。 <免責事項>本ブログは特定の治療法や薬の使用を推奨するものではなく、このブログの情報を利用した結果について筆者は責任を負うことはできませんのでご了承ください。

ジェフ&マドレーヌ・トンプソン「夫婦の闘い」

JeffT

  • 「祈りと、常に前向きな態度を決して忘れないでください!」
  • PanCan(行動する膵臓がんネットワーク)ニュースレター 2002年1月号 からです。

2000年10月のある日曜日、私たちの人生は完全に変わってしまいました。そして私たち5人家族は、二度と前のような日々が戻ってくることはないことを知ったのです。 31年間連れ添ってきた妻が痛みを訴えて腹部を押さえてしゃがみ込んだとき、私たちはマイアミドルフィンズの試合を見ているところでした。 翌日妻は黄疸になり、検査のために病院に入院しました。 1週間が過ぎ、ステージIVの膵臓がんという診断が下りました。肝臓と、おそらく肺にも転移しているということでした。10日も経たないうちに、私たちは別の医師のところにセカンドオピニオンに行きました。そこで、余命1年以上は期待できないだろうと告げられたのです。


フォートローダーデールに戻って腫瘍内科医に紹介されるとすぐ、妻は週に一回の化学療法を始めました。 手術で彼女の胆管(膵臓の腫瘍がある場所)にステントが挿入されました。6週間後、私たちは化学療法が効かなかったこと、腫瘍が大きくなり始めているのを知りました。そこで妻はもう一度入院し、 再度手術を行ってはじめに入れたステントを交換しました。2001年1月でした。そして腫瘍内科医は静かに、身辺を整理するべき時です、と私たちに言ったのです。妻はひどい感染を起こし、高熱を出し、痛みがとても強く、日ごとに明らかに衰弱していました。53歳の妻は、その時はっきりと自分の意志で、何があろうともこれと戦う決断をしたのです。私はインターネット、MDEXPERT、他の腫瘍内科医、ペインクリニックの医師、民間療法の医師(ホリスティック・メディシンや漢方医)、栄養士などを駆使しました。彼女は、5-FUとマイトマイシンの新しいレジメンという、信じられないほど強い抗がん剤の併用療法を始めて、同時に、1日に二度80mgのオキシコンチンをのみました。 オキシコンチンには議論がありますが、実際には彼女の痛みのすべてを除去したので、彼女は毎日ふだん通りに生活を送ることができました。つまり運動、車の運転、買い物などです。妻はNBCテレビのピーター・ジェニングスのニュース番組に出演しました。それから、地方ニュースとマイアミのフォートローダーデールの新聞に、オキシコンチンを継続して使えるようにしましょうというニュースのスポークスマンとして登場しました。私たちは、この薬のおかげで、彼女がふだんと変わりなく過ごせたので化学療法が効いたのだと思っています。


丸14ヶ月以上が経ちました。今、妻は寛解状態にあります。つまり肺と肝臓の腫瘍は消え、膵臓の腫瘍も、奇跡的に見えなくなりました! 現在、彼女は抗がん剤を止めています。そして私たちは、そのうち抗がん剤なしで癌を撃退することができるかもしれないという期待を持って彼女の体力と免疫力を増加させようとがんばっています。あなたもきっとこのひどい病気を乗り越えることができるでしょう、私たちが証拠です! また、疑問に思ったことは何でも質問して、あらゆる利用可能なものを利用することです。 そして、最も大切なこと、祈りと常に前向きな態度を決して忘れないでください!

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