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ある生還者の手記 - 2005年9月

Survivor stories スーザン・コーダロ


人生には、思いもよらないことが起こることがあります。わたしが2004年9月に経験したこともまさにそれでした。わたしは膵臓がんと診断されたのです・・嬉しい驚きという訳にはいきませんでした。


わたしはスーザン・コーダロと申します。53歳です。素晴らしい夫レオナルドと3人の素敵な子供たち、クリスティ、メリッサ、ジェイソンと暮らしています。彼らはこの試練の間のわたしの支援チームとなってくれました。このチームがなければ、わたしはここまでくることはできなかったでしょう。それからわたしの親類や友人たちからの祈りと励ましは、かけがえのないものでした!


わたしは幸運でした。症状が出て最初にかかりつけ医のブルーノ先生のところを受診すると、先生は診断をつけると矢継ぎ早に正しい検査依頼を出してくれたのです。腫瘍が膵臓の頭部にあって3つの重要な静脈を巻き込んでいると判明したので、スローン・ケタリング病院に行くことにしました。そこでは、目に見えないがん細胞があるかどうか確かめるため、肝臓の生検と stomach wash 腹腔?洗浄検査を勧められました。


スローン病院での検査の麻酔から目が覚めると、わたしは「手術不可能な腫瘍です」と告げられました。肝臓に広がっており、洗浄液からはがん細胞が見つかりました。わたしはステージ4でした。それはつまり、身辺整理を済ませるまで3ヶ月あるということだったのです。ご想像がつくと思いますが、わたしも家族もショックを受け、完全に否認状態になってしまいました。スローン病院ではほとんど希望というものをもらえなかったので、別のよりよい道を探さなくてはなりませんでした。多くの人に助けられて、夫はわたしの命を救うことのできる信頼できる医師を見つけてくれました。


医師の名前は、ロバート・ファインといいます。先生はニューヨークのコロンビア・プレズビテリアン病院に勤務しておられます。わたしは先生のGTX療法を受けています。これは3つの違ったタイプの抗がん剤を組み合わせる治療法です。結果は、素晴らしいものでした! わたしは診断されてから1年になりますが、この前受けた検査では、腫瘍に驚くべき変化がありました・・・腫瘍はCT上消失し、現在活動していないと判定されたのです。わたしのCA19-9値もほとんど正常範囲になりました。


今は2005年9月です。わたしは痛みもなくなり、ふだん通りの活発な生活を送っています。わたしは今でもGTX療法を続けていますが、15マイル(24キロ)も自転車をこいだり、ダルマシアンを散歩させたり、泳いだりできています。あっ仕事はできるだけしないようにしています! いまだに疲れると気分が悪い日もあるのですが、それも長くは続きませんし、ライフスタイルの邪魔になることもありません。


わたしたちは、ファイン先生の研究が多くの人を救うと信じています。膵臓がんの患者だけでなく他のタイプのがんの患者も。先生は真のパイオニアだと思います。先生の新しいことに挑戦しようという意志が、わたしの命を救ってくれたのです。


スーザン・コーダロ
膵臓がん生還者


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