PanCAN Japan が発足しました
10月1日に、アメリカの膵臓がん患者組織 PanCAN の日本支部、PanCAN Japan が発足しました!
まずは、この報道発表からどうぞ。
緊急プレスリリース(抜粋)
PanCAN(膵臓がんアクションネットワーク)は海外支部を日本に開設しますー患者と医療従事者の危機的教育不足解消を目指してー
日本では30分に一人が膵臓がんのために亡くなっています
米国カリフォルニア州エル・セグンド発(2006年9月25日)ー PanCAN(膵臓がんアクションネットワーク)の代表者兼会長のジュリー・フレッシュマンは本日、このカリフォルニア州エル・セグンドに本部を置く NPO が初めての海外支部、PanCAN Japan の日本での開設に合意したことを発表しました。PanCAN Japan は PanCAN が自律的に拡大したものであり、PanCAN の患者・医療従事者教育サービスや臨床試験情報データベース、市民運動などの高く評価されている活動を日本にも広げていくことを目指しています。日本支部は東京・京都・名古屋に拠点を置き、真島喜幸氏が支部長となります。‥‥
昨年、真島氏とフレッシュマン会長は日本でのがん研究と介護環境の現状について会談しました。この時、二人は日米が科学技術や教育の分野で連携していけば膵臓がんの治療成績を向上させ、また「治癒」に向けた研究をさらに加速させていくことができるのではないかという意を強くしたのです。真島氏の妹は昨年膵臓がんと診断されましたが、彼は世界中の膵臓がん患者の家族と同じように、すぐに最善の治療法や病院や医師、すなわちこの病気を乗り越えるためにできるあらゆる最善の手段をを捜しはじめました。しかし真島氏が発見したのは、日本では膵臓がんという病気に関する情報がほとんど手に入らないこと、また膵臓がんの専門医が非常に少ないという事実でした。‥‥ 真島氏はインターネットを使って世界中の情報を探し、ようやく PanCAN に出会いました。
「日本でも PanCAN のような非営利団体の保護のもとで市民活動を立ち上げていけば、膵臓がんの介護や研究の現状をきっと変えていくことができると思うのです。」真島氏はこう語っています。‥‥
(真島氏の挨拶はここで読むことができます)
当サイトでとりあげた闘病記の多くは、PanCAN の提供によるものです。PanCAN は全米有数のがん患者・家族団体で、電話相談サービスや臨床試験情報の公開、さらには議会への陳情や医師側への研究資金提供などを通じて膵臓がんの患者・家族を強力にバックアップしています(ここまたはここに詳しい記事が載っています)。PanCAN Japan は当面はウェブサイトのみの運用ですが、闘病に役立つ知識の広報などを行っていくそうです。当サイトからは PanCAN ニュースレター闘病記部分の全訳を提供させていただきました! PanCAN Japan の患者・家族支援「インスピレーション」という項目に掲載されています。まとめて読むと元気づけられますよ(このブログに掲載しきれなかった話もたくさん含まれています)。またここには、膵臓がん専門病院のリストもあります。ぜひごらんください、そして、PanCAN Japan を皆で盛り上げていきましょう!