はやぶさ、地球帰還へ
昨年12月24日にお伝えした日本の小惑星探査機はやぶさ(当ブログ最初の記事でした)が、いよいよ来年3月、地球に向けて発進するそうです。(画像は小惑星探査機はやぶさのイメージ図=宇宙機構提供。)
小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還準備が本格化(asahi.comより)
昨年11月に地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワへの離着陸に成功した宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」が、今月から地球帰還に向けた準備を本格的に始める。化学エンジンやバッテリーに故障を抱え、準備作業には通信途絶や爆発の危険が伴う。一辺1.5メートルほどの小さな機体が厳しい状況を乗り越え、地球へ向かう針路を目指そうとしている。
度重なる通信途絶などのトラブルに見舞われたはやぶさでしたが、最近ようやく地球に近づき、通信も常につながるようになったので、帰還準備が本格化しました。来年3月ごろには長距離航行用のイオンエンジンを本格的に噴射し、地球へ向かう軌道に入る予定だそうです。「最悪の状況を脱し、運用チームにも活気がある」と宇宙機構の國中均教授。
しかしこれからも燃料コントロールや軌道計算など様々な難関が待ち受けているそうです。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「楽観はしていないが、最大限の努力をし、何としても地球に帰還させたい」と発言しています。
地球への帰還予定は2010年6月。はやぶさ、がんばれ。
参考サイト
- 「はやぶさ、帰って来い…」満身創痍のはやぶさの旅を解説するFlashアニメーション
- 「はやぶさまとめ」あらゆるはやぶさ情報を網羅しています
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