Fly me to the moon
まずは以下のニュースから。
月探査機:「月に願い」募集が低調 期間を延長 JAXA (1月29日 毎日新聞)
今夏に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げる予定の月探査機「セレーネ」に、世界から公募したメッセージと名前を載せるキャンペーン「月に願いを!」が低調だ。目標は100万件だが、約5万件(25日現在)しか集まっておらず、1月末までだった募集期間を2月末まで延長する。・・・
元サッカー日本代表監督の岡田武史さんが「地球が子供達の住みやすい星になりますように」、アポロ11号で人類初の月面着陸を果たしたバズ・オルドリンさんが「月への帰還、そして火星へ」などのメッセージを既に寄せているという。・・・
キャンペーンのホームページ(http://www.jaxa.jp/event/selene/index_j.html)から応募できる。
SELENE(セレーネ)*1とは、JAXAが2007年に打ち上げ予定の月探査衛星のことで、NASAのアポロ計画以降、最大の月探査計画といわれています。この計画が成功すれば、日本が世界で最も詳細な月面地図を手にできるそうです。(ただし現在アメリカ、ヨーロッパ、インド、中国も月探査計画を発表しており、各国の月探査競争が俄然ヒートアップしてきました。)「火星は300日だが月は3日で行ける。火星に行くならまず月だ」と言われているそうです。
人類のうちで、月に降り立ったのはアメリカ人12人だけ。次に人類が月に行くのは我々の次の世代になるかもしれませんが(※)、これだけ各国から月への注目が集まっているとなると、その日は意外に早く来るかもしれません。セレーネにメッセージ(名前だけでも良いそうです)を乗せて人類の動きを見守ってみてはいかがですか。
参考資料:シンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本 」(JAXA 月探査情報ステーション)
※(4/25)追記ー月旅行は5年後に実現するかもしれないそうです(「月旅行、5年後に実現も=切符は118億円−米社」)! 我々もうかうかしてられなくなってきましたよ。
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*1:写真。左側の人と比べると大きさが分かりますね!