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膵臓がんのリスク11か条と初期症状5項目

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11月はすい臓がん啓発月間です*1

アメリカの大学で、膵臓がんに関する11のリスクファクターと5つの兆候が発表されました。家族や親戚に膵臓がん患者が多い人は、自分の予防のために兆候を心に留めておくと良いかもしれません。


がんナビの記事からです。全文はこちらペンシルベニア大学からの発表原文(英語)はここにあります。 

米Pennsylvania大学のグループは、膵臓がんに関する11のリスクファクターと5つの兆候をこのほどまとめ、発表した。このリストは、一般人を対象とした検診に使うものではないとしているが、膵臓がんは家族歴が強く関係することなどもあり、リスクファクターや兆候を知ることで、膵臓がんが進展してしまう機会を減らし、早期発見につながる契機にもなるかもしれない。


膵臓は体内の奥深い位置にあるため、日常の診療では腫瘍の兆候を感じにくく、早期の発見が難しい。そこでこういったリスクファクターなどは有用だと同グループは考えている。・・

  • 膵臓がんのリスクファクター
    • 年齢:9割が55歳以上
    • 性別:男性が女性よりわずかに多い
    • 人種:アフリカ系米国人に多い
    • 喫煙:喫煙すると2〜3倍リスクが高まる。膵臓がんのおよそ3割は喫煙が原因
    • 食生活:高脂肪食、特に加工肉を含む大量の肉食
    • 肥満と運動不足
    • 糖尿病
    • 慢性膵炎:わずかに膵臓がんのリスクが上がる
    • 業務上の曝露:農薬や色素、化学物質などに仕事として頻繁に曝露されること
    • 家族歴膵臓がんの10例に1例は遺伝に関係している
    • 胃疾患:胃酸過多やピロリ菌を保菌している人
  • 膵臓がんの兆候
    • 黄疽
    • 痛み
    • 体重減少
    • 消化器系異常:脂肪が分解できなくなる、食後の吐き気、嘔吐、痛み
    • 胆のう肥大:画像検査で気づかれる

*1:写真は、イギリスの膵臓がん患者団体の人々がハーフマラソンを走った時の写真です。ブログ用に紫リボンの画像をここにアップしておきましたのでどうぞお使いください。

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