友情のブルース
アメリカでは現在、健康保険を持っていない人が4000万人を超えているそうです(参考)。イリノイ州カーボンデールでは、膵臓がんにかかったブルースシンガーを救うために昔の仲間たちが立ち上がりました。
ブルースシンガーのマーチン・("ビッグ"ラリー)・アルブリトンさん(http://www.betweentherivers.com/biglarry/に写真があります)は、膵臓がんの手術から回復中で、これからまだ治療を続けなければなりません。彼はソーシャル・セキュリティー(生活保護)は持っていますが、それ以外の健康保険には加入していないのです。
"ビッグ"ラリーの友人で、今まで数えきれないほどのステージを共にしてきたロビー・ストークスさんが今回のチャリティの発起人です。「"ビッグ"ラリーはR&Bの生きた神様みたいなものなんだ・・生きたブルースの歴史ってとこかな。あいつと一緒にステージをやると、昔も今もすごく気分がいいんだ。音楽の泉のほんとにすぐそばにいるような気持ちになれるんだ。」
今夜のステージは、"ビッグ"ラリーへのオマージュと募金をかねて行われます。79歳の"ビッグ"ラリーさんですが、この公演には「車椅子に乗ってでも行く」と言っています。ご本人は今のところあまり自分で出演するつもりはないようですが、会場のオーナー、サリー・カーターさんによれば「"ビッグ"ラリーはね、会場に来たらステージに上がらないなんてことはありえない人なのよ。」とのことです。