やぶいぬ応援団

膵臓癌闘病記や生還者のアドバイス、新薬の治験情報や研究など元気が出る話題を個人が集めたブログです。 <免責事項>本ブログは特定の治療法や薬の使用を推奨するものではなく、このブログの情報を利用した結果について筆者は責任を負うことはできませんのでご了承ください。

レキシンGのこと

以前お伝えした「免疫遺伝子治療」などの記事につながる技術でしょうか。前のものは患者のT細胞というものを体外でパワーアップする治療でしたが、これはがん細胞が増殖するのに必要なサイクリンG1遺伝子というものを無力化するそうです。


ここの記事の要約です。素人の至らない訳ですがご容赦ください。

世界初のがん標的遺伝子治療ベクターレキシンGが、転移がんの抑制に効果


11月6日(カリフォルニアおよびフィリピン発)ーエピウスバイオテクノロジー社は、フィリピン大学とニューヨークのルーテル医療センターで行われた、種々の化学療法抵抗性のがんに対するレキシンG臨床試験の結果を公刊した。


この中では3つの臨床試験が行われているが、転移性すい臓がんや乳がん・大腸癌の患者17人を対象に行われた最初の2つの試験では、奏功率は64ないし83%であった。第3の試験では新たに算定された最適量での投与が行われ、3人中3人で腫瘍の縮小または壊死が起こった。安全性は高かった。


エピウスバイオテクノロジー社の取締役会長であるホール博士は、「これまでの遺伝子治療では体内でベクターを目的の場所まで届けるのが困難だったが、レキシンGは静脈注射で投与でき、正常組織に副次的ダメージを与えずに難治がんの進行を抑えることができる。」と報道陣に語った。


新薬開発への期待の声も訳しておきます。

情報ありがとう。私の妻は5月1日に診断されました。動脈・静脈が腫瘍に巻き込まれていたため、4つセカンドオピニオンに回りましたが手術はできないということでした。3週間、数えきれないほどの病院に通った結果、妻の痛みは徐々に悪化してしまいました。ですから、今のところ転移もないので最初に勧められたことをやってみようとーつまり化学放射線療法をということになりました。5FUとロイコボリンと放射線です。基本的にはがんを叩けるだけ叩いて、ステージをもう一度測り直して、それからジェムザールの化学療法をやろうと思っています。もし奇跡が起こって腫瘍が小さくなれば、手術ができるかもしれません。そうでなければ、このがんの増殖を止め、ゲイルの生活の質を保ちながら、この病気の治療法が見つかるのを待ちたいと思います。・・がんの勢いを押さえ込んで、ホームランが出るのを待望しています。

・・・

迷える子羊たちへ。もう少し頑張って、皆さん情報ありがとう。ホームランはもうすぐかもしれない(RP101? レキシンG? 癌ワクチン?)、そうしたらあとはベースを回るだけです。


追記(2009-1-12)
サンフランシスコで発表された、Rexin-Gの初期臨床試験の結果です。
遺伝子治療薬REXIN-Gが化学療法抵抗性の膵がんで腫瘍を縮小(がんナビ)

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