免疫療法の臨床研究開始
報道から:抗がん剤と免疫細胞療法の併用による臨床研究が名古屋で始まるようです。
切除不能膵がんを対象とした化学療法と免疫細胞療法の併用で臨床研究開始 (2007.8.10)
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/post_527.html
メディネットは、8月9日、名古屋大学医学部付属病院光学医療診療部、医療法人社団の滉志会、瀬田クリニック新横浜と共同で、切除不能局所進行性膵がんを対象とした化学療法と免疫細胞療法の併用療法の臨床研究を開始したと発表した。
この臨床研究は、10症例を対象に行う予定だ。・・
この報道のプレスリリースも挙げておきます。
「膵がんに関する臨床研究、探索的フェーズから検証的フェーズへ進展」
http://www.medinet-inc.co.jp/images/admin/484_20070809%20Clinical%20Study%20with%20Nagoya%20Univ.pdf (PDFファイル)
半年前学会に発表された先行研究の報告はこちらにありました。
「超音波内視鏡下穿刺術を使用した切除不能局所進行膵癌に対する免疫細胞療法」
http://www.j-immunother.com/whatsnew/061017ddw.pdf
これまでのところ膀胱がんのBCG療法(国立がんセンター講演録より)など限られた癌でしか確立していない免疫療法ですが、このような研究を通して膵臓がんでの効果やジェムザールとの併用について新たな知見が得られると良いですね。
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