毎日が贈りもの
ステージ4の膵臓がんの闘病記をPanCANのページで見つけたので紹介します。シカゴ在住の50歳の方のようです。
ここに進行したすい臓がんの方が書き込んでいるのを見て、私も自分のことを話したくなりました。彼女はステージ4の患者の手記があまりにも少ないことを嘆いていました。私も17ヶ月前に初めて診断されたとき、彼女と同じように進行がんの方の手記を探しまわったものです。
私は2006年春、50歳のとき、腹痛をおぼえてかかりつけ医にかかったところ、腎臓結石かもしれないからCTを撮りに行くように言われました。数日のうちに、典型的な黄疸の症状が出てきましたー尿の色が濃くなり、全身がひどくかゆくなって目が黄色くなってしまいました。あっという間のことでした。かかりつけ医にかかった翌日かその次の日に私はCTを撮ったのですが、午後の遅い時間に撮りに行ったのに、次の日の朝にはかかりつけ医から結果を伝える電話がかかってきました。血液検査とMRIの検査が必要だというのです。この結果も次の日には返ってきました。1週間のうちに、肝臓の生検まで受けた私は元気で活発な女性から一気にすい臓がんステージ4の確定診断患者になってしまいました。黄疸のために入院となり、ERCP検査をして胆管にステントを入れたり肝臓の生検をしたりしました。シカゴに住んでいるので、世界的な病院にかかることができたのは幸運でした。
1年半ジェムザール(ゲムシタビン)の化学療法を受けてきましたが、いま私はとても元気ですし、膵臓と肝臓のどちらの腫瘍も小さくなりました。私はとても活発に動くことができ、家族や友達を訪ねてしょっちゅう旅行しています。一日一日が、私にとっては贈り物のように感じられます。夫、家族、友人、医療者の方々、あらゆる人たちから信じられないほど支えてもらっています。
ナンシー・T、07年9月19日、イリノイ州シカゴ在住
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