ちょうど1年前、すい臓がんに承認されたばかりのTS-1ですが、胆道がん(胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がん)にもついに承認されたようです。今月中にも使えるようになるとのこと。 S-1が胆道がんに適応拡大へ(がんナビ)2007年07月27日大鵬薬品工業の経口5-F…
<追記:ルチアーノ・パバロッティ氏は、2007年9月6日に亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りします。> さて、ここで昨年紹介したパバロッティさんについての続報をお伝えします。膵臓がんの手術後順調に回復し、化学・放射線治療を乗り越えて今レコー…
PanCAN Japan(日本すい臓がん患者会)のこのページに、新しい「希望とインスピレーションの物語」(PanCAN ニュースレター2007年7月号に掲載されたものです)を翻訳しました。写真は「母であり祖母であり妻であり友であり同僚でありそして膵臓がんサバイバ…
パンキャンジャパン(PanCAN-JP 日本すい臓がん患者会)が、アメリカで開催されるすい臓がんの専門家会議に日本の研究者を派遣するための支援を集めているそうです。 米国すい臓がんサミット開催 みなさんの手で医師の派遣を! ご寄付のお願い 〜みなさんの…
2月2日の話の続きです。水に溶けないクルクミンを、ナノカプセルで包み込んで血液中に送り込もうという計画が現在進んでいるそうです。 Nanocurry vs. Cancer ナノテクカレー vs がん(ケンブリッジ市技術評論、6/12/2007) 細胞レベルや動物実験の段階で…
アメリカでは、ステージ1・2の手術可能な患者の半数以上が手術という手段があることを知らされないままになっているそうです。 NewsWireの記事によると、 早期膵癌の治療における「国家的失敗」(5/30/2007)早期で手術可能な膵臓がん患者の半数以上が、生…
昨年末から日本でも第2相臨床試験が始まった新薬タルセバですが、一足先にカナダでの第3相試験最終結果がまとめられました。日本すい臓がん患者会(PanCAN-JP)のサイトに紹介されています。 すい臓がん患者に効果:ジェムザールとタルセバの併用で「ジャ…
2月24日の記事でお伝えした月探査衛星の話の続きです。 今夏打ち上げ予定の月探査衛星、愛称は「かぐや」(読売新聞 6月6日) 宇宙航空研究開発機構は6日、今夏に打ち上げ予定の月探査衛星「セレーネ」の愛称を一般公募結果に基づき「かぐや」に決めたと…
3月31日から、日本癌治療学会による「がん診療ガイドライン」が公開されています。医療専門家向けのようですが、「ステージIVaに手術は推奨されるか」「術中放射線療法は推奨されるか」「遠隔転移を有する膵癌に対して推奨される一次化学療法は何か?」な…
お久しぶりです。今日は、アメリカプロフットボール(NFL)のスタッフであるリッキー・サンドバルさん(46歳)の膵臓がん闘病の物語をお伝えします。 サンドバルさんはちょうど1年前にステージIVの膵臓がんと診断されました。それから1年、サンドバルさん…
BioTodayの記事からの引用です。 2007年5月10日、Repligen Corporationは、MRIによる膵管構造の評価を改善する薬剤としての評価を目的としたRG1068(合成セクレチン)の第2相試験で良好な結果が得られたと発表しました。 RepliGen社のニュースリリースによる…
先月投稿された闘病記を翻訳します! L.L.さんはなんと14年前に(ジェムザールが出てくる前ですね)「手術不能の膵臓がん」と診断され、3年間の化学放射線療法ののち生還されたそうです。娘さんの成長がL.L.さんの戦いの原動力となりました。 闘病記の出典…
こんにちは。 厚生労働省が、5月21日までの日程で、がん克服対策に関するパブリックコメントを募集しています。 これを機に我々すい臓がん患者・家族の意見も政策に反映させてみませんか。 やり方は簡単です。MSWord形式またはPDF形式をダウンロードして、…
最新の PanCAN ニュースレターに掲載された闘病記を翻訳して、PanCAN Japan に寄稿しました! 膵臓がん肝転移を克服したゲーリー・Hさんの、とても力強い文章です。 PanCAN Japan(日本すい臓がん患者会)は去年10月に発足したばかりの会ですが、厚労省や国…
(前回より続く) (原文はこちら) 希望の光 チュー医師によれば、少量頻回化学療法はバレットの他にも6人のすい臓がん患者で成功しているという。チュー医師は治療結果をオーランドで行われた2007年消化器癌シンポジウムで発表したそうだ(参考)。しかし…
現在ブログ休眠中ですので(?)、休眠療法の話をいたします。 膵臓がんのような展開の早い癌に対して、休眠療法(少量頻回療法・メトロノミック療法)のような比較的少量の抗がん剤を投与する治療を行うのが良いかどうかは、現在大きな議論になっているそう…
1年近くの間このブログでお世話になってきましたが、数ヶ月休止します。理由は以前にも書きましたが管理人が引っ越し&転職&当分の間ブロードバンドが使えない環境になるためです。(え? ネタ切れという噂も??) このブログにはたくさんの元気が出る話…
ジョンズ・ホプキンス病院の掲示板に印象的なメッセージが載っていたので翻訳します。 こわがり屋の妻より 02/13/2007 この掲示板のみなさんへーみなさんの知識と優しさとを読んで、ちょっと足跡とお礼の言葉を残しておきたくなりました。私たち夫婦も、みな…
これまでのご支援、ほんとうに感謝です。 ■
ジョンズ・ホプキンス病院の掲示板に載っていた相談です。 悲しい会話 シャリン母と昨夜話をしました。・・母は手術はいいけれど抗がん剤は受けたくないというのです。母は友達が化学療法に通っている姿を見て、診察や、毎週や毎月の抗がん剤、CT、血液検査…
PanCAN Japan(日本すい臓がん患者会)のこのページに、昨年行われた第7回ロサンゼルス膵臓がんシンポジウムの報告を一部翻訳し寄稿しました。そうです、42名の膵臓がんサバイバーが参加して行われたあの講演会です。 診断および腫瘍の評価について 化学療…
5年前のものですが、以下の記事をごらんください。 闘う姿勢は生存と無関係 (共同新聞社 2002年11月26日) がん患者にとって、がんと闘う意志を持つことは、予後によい影響を与えると考えられてきた。 英国医学研究評議会(MRC)の研究者らが、がん患者…
以下は「やぶいぬ応援団」の読者の方からいただいた情報です。Oさんありがとうございました。 次の新聞記事をごらんください。 膵臓・スキルス胃がんの治療に手がかり…東大など (2月23日 読売新聞) 抗がん剤を入れた極小カプセルとがんの血管形成を妨げる…
花粉症の季節ですが、皆様いかがお過ごしですか。さて、今日は喘息や花粉症などのアレルギー疾患に使われる薬がジェムザールの働きを助けて膵臓がんの進行をくい止めたという話題をお伝えします。 以下はロイターヘルスからの引用です。 アレルギー薬は、マ…
膵臓がんで手術を受けられた方々に、飛び切りの朗報をお知らせしたいと思います。以下の新聞記事によれば、膵臓がんの手術成績は近年大きく向上しており、さらに、65歳以上の方は手術後5年生きればそのあと平均寿命と同じだけ生きられる可能性が出てきてい…
ペンシルバニア州パンクスタウニーで、ハリネズミの一種のフィル君が、毎年恒例の春が来る日の予言をしたそうです。
以前お伝えした小惑星探査機「はやぶさ」。この時の名前募集企画は大変盛り上がり、イトカワに打ち込まれたボールにはなんと149カ国88万人の名前が刻んであったそうです。 ところでその「はやぶさ」、2010年の地球帰還に向けた準備が着々と(相変わらず…
まずは以下のニュースから。 月探査機:「月に願い」募集が低調 期間を延長 JAXA (1月29日 毎日新聞) 今夏に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げる予定の月探査機「セレーネ」に、世界から公募したメッセージと名前を載せるキャンペーン「月に…
先日のアンケートに「さくら」さんからも回答が届きました。公開してもよいかどうかうかがったところ、「他の人の助けになりたい」ということで許可をいただくことができました。さくらさん、どうもありがとうございます! さくらさんのご主人は、膵臓がん肝…
先日「『自分の闘病記』を書いてみませんか」で募集したアンケートに、以前コメントを頂いたChattyHappyさんがさっそく記入してくださいました! 許可をいただいたのでここに公開いたします。どうもありがとうございました! ChattyHappyさんはお母様がすい…